当たり前になる？介護脱毛

介護を受ける羞恥心

　突然死以外、誰しも自宅や病院などで人の手を借りて生活していきます。病気や筋力低下によって次第に寝たきりになることがほとんどです。寝たきりになる前段階でも、日常生活が一人では満足に行えず、看護師や介護士、家族の助けが必要となります。日常生活のサポートを受けるなかでも、特に排泄に関しては羞恥心を持つ分野です。

介護脱毛とは…

“介護脱毛”という言葉を聞いたことがありますか？

　ここ最近話題になっている介護脱毛について解説します。

　介護脱毛とは、介護が必要となったとき、介護をしてくれる人に少しでも迷惑をかけないようにすること、手間を省けるようにすることといったエチケットを目的に女性を中心に若いうちに陰毛を脱毛しておくことを言います。

介護脱毛の目的

　脱毛をするメリットとしては、毛が少ないあるいは生えていないことにより、ムレや臭いが格段に抑えられるため衛生的であること、菌の繁殖を防ぎ感染症にかかるリスクを軽減できること、介護する側がケアがしやすいことが挙げられます。

　脱毛を開始するには40代前後が最適です。その理由として白髪になるとレーザー照射の際メラニンに反応せず脱毛効果が乏しくなるためです。

介護脱毛の施術

　脱毛には、医療（レーザー）脱毛、エステ（光）脱毛に分類されます。

　医療脱毛はチクっとした痛みはありますが施術回数が少なく（計5回程度で完了）、脱毛効果も高いです。エステ脱毛は痛みはほとんど感じませんが施術回数は医療脱毛より多く、脱毛効果はやや劣ります。

1回ごとの脱毛期間は、毛の生えるサイクルに合わせるため4～6週間間隔で行い、半年もあれば完了することになります。

介護脱毛の費用

　費用に関しては、施術部位やコースによって様々な料金設定ではありますが、1回5000～6000円程度が相場です。