遺品整理にまつわるトラブル

トラブル１：事前見積りと違う

　見積もり自体は無料と表示している業者がほとんどです。料金に納得いかなければお断りをしたり、他社を検討したりできますが、見積もりの際に契約を強要されることがしばしばあるようです。

　また、見積もりの金額で納得していざ作業が終了すると、見積金額を上回る高額請求をされるケースもあります。

　作業当日にオプションをつけたり、見積もり終了後に依頼主が荷物を増やしていたりする場合は多少の料金の上乗せはあるかもしれませんが、あまりにも高額かつ、なぜ高額になったのか説明せずに料金を請求する悪質業者もいるため注意がしなければなりません。

　こんな対策を取りましょう。

• 業者によっては事前に現地確認をして、お見積もりを提示してくれる業者があります。利用してみましょう。
• 料金が一律型の業者は、金額が明確なので、大幅な追加請求を受けるリスクを減らせます。
• 見積もり依頼を複数にお願いして、あなたの遺品整理に対する相場を知りましょう。

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トラブル２：盗難事件

　遺品整理中に、アクセサリーや宝石などの小物で高価な品物や、小銭といったポケットに入れやすいサイズのものを盗まれたり、家具の運び出しの際など部屋や家具を破損されたりする場合があります。

こんな対策を取りましょう。

• 整理中のスタッフの様子をチェックしておく。
• 事前に遺品をリスト化し、写真を取っておきます。それを業者と共有しましょう。

トラブル３：知らないうちに
損をしている

　まとめて買い取りは便利ですが、価値のある品と分かっていて安値を提示されることもあります。

　金額が一律型の遺品整理業者だと、金額が明瞭化されていないため、多少余計に多く支払っている可能性があります。

不用品回収だけ依頼したいなど、特定の対応を依頼する場合は、それら専門の業者の方が安く済む場合があります。

こんな対策を取りましょう。

• 時間に余裕がある際は、買い取り専門店など別業者にも鑑定してもらい査定額を調べておく。
• 買取だけ、廃棄だけなど特定の対応を希望なら、金額一律型より専門の業者の方がお得の場合があります。

トラブル４：不法投棄されている！？

　近年の遺品整理業者の増加で、適切な許可を取らず会社を運営している悪徳業者がいます。

　安くて対応もよかったから満足だと安心していると、実はあなたから回収した遺品は不法投棄されており、あなた自身も罰則を受けるケースがあります。

こんな対策を取りましょう。

• 遺品整理をするには、一般廃棄物収集運搬業の許可が必要です。その業者が許可を取っているか確認しましょう。
• 遺品整理業者を一つに絞らず、比較サイト等で複数の業者から信頼できそうな業者を見つけましょう。