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メディカルソーシャルワーカー
メディカルソーシャルワーカーとは、患者やご家族に対して社会福祉の面からサポートする職種のことをいいます。
患者さんやご家族とお話しをするなかで、困りごとを聞いたり必要な支援は何かを考えたりして、医師や看護師と話し合い今後の闘病生活をどのように送るかを検討する役割もあります。
病院の、実は・・・
入院日数の短縮により、特に先進的な医療を提供している病院は、入院日数が約7~14日以下を目指しているところが多いです。患者さんの立場からすると、同じ病院でお世話になりたいと思う方も多いですが、治療を受けてある程度状態が安定すると、次に待つ高度な治療を受ける患者さんのために病床を空けなければなりません。
治療の区切りがついたところで転院や退院をすすめられますが、今後も治療やリハビリを継続する患者さんが大半であります。このような場合に、メディカルソーシャルワーカーの登場です。
MSWの役割
体力を含めて日常生活に不安を抱く患者さんやご家族へ、転院や退院後に受けられる支援やサービスを提案します。高齢者の方がご自宅での生活に戻られる際は、介護保険を受ける場合がありますので介護保険制度を上手に利用し、病院からご自宅へ移行される間の介護支援が途切れないようにケアマネージャーと連携することもあります。